PYL vs CASCADE

Pママとその妹(P叔母)の影響で子供の頃からカスケードが好きだった。中学1年の夏、なぜそういう経緯になったかは全然覚えてないんだけどとにかく「2年2組の女の先輩がカスケードを好きらしい」という話を聞いた。Pは、とくに親しい友達とのカラオケでのみ“そういうの”を歌うことがあったから(基本はAKBとかkpopを知ったかして歌ってた…悲)Pがカスケードというバンドを好きだということは数名のみ知っていた。その先輩の存在はクラスの仲良い子がおしえてくれて、手紙でも送ってみなよ、と提案された。でその先輩てのが、ウチの学年の、小学1年の頃から壮絶ないじめを受けていたHさんのいとこだということもおしえてもらった。友達は「Hさんにさ〜手紙渡すようにお願いすれば?」と。それからHさん経由の手紙交換が始まった。P的にはなんだかHさんを都合よく利用してるみたいで嫌だったけど(そもそも別に他人がカスケード好きだろうとどうでもいい)友達がなんかしつこいので、申し訳ないけど手紙を渡してもらうようHさんにお願いした。といっても、2ターンくらい。なんの曲が好きですかと聞くと「小さな星がほら一つ、かなぁ!」と返事が来たりして。そのことをPママに伝えたら「しびぃ〜」と言っていた。(翻訳:彼女は中学生にしては選曲が渋いですね)Pはアントニオーニノニゲキという曲が好きだったからそう伝えたら、「それもいいよね!知ってるよ」と。そんな感じで2ターンくらい交換したのち自然に終わった。夏が過ぎてHさんのいじめはどんどん酷くなるばかりで、小学生の頃はギリギリ参加できていた運動会もついに参加できなくなってしまった。

 

小4の頃、図工で使ったパレットだかなんかを、友達のアミ(ミニバスやっててバカで明るい)と並んで水道で洗ってた時、アミの隣にHさんもやってきて彼女もまたスポンジでなにかを洗いだした。スポンジってふわふわの面とザラザラの面があって、ウチらはふわふわの面で洗ってたんだけど、Hさんはザラザラの面で洗ってた。それを見てアミが「Hさん!普通はふわふわの面で洗うんだよー!」とか根拠のないこと言い出して、うわ始まったと思ったんだけど、Hさんは「ザラザラの面の方がよごれが落ちやすいんだよ」と反論した。するとアミは「へー!!!Hさんって物知りだねー!!」と感心して叫んで、3人でザラザラの面で洗った。いまだに洗い物をするたびにそのことを思い出す。というかその影響で全てザラザラの面で洗ってたんだけど、大人になってから「フライパンとかはコーティング剥がれるからザラザラの面でやらないほうがいいよ」と言われて、24でやっと両面を場合によって使い分けるようになった。

 

ちなみにアミは「うるさすぎる」という理由でミニバスを辞めさせられてた。厳しすぎるバスケの世界。